
印刷デザインDESIGN
無地のダンボールではなく、綺麗な印刷をすることで「消費者に情報を伝えたい!販促したい!」と思われている方がいるのではないでしょうか?
ダンボールにオリジナル印刷を入れることで、目につきやすかったり、商品の魅力が伝わり、販促効果がUPします。
また最近の大型小売店では、パレット積みされたダンボールがそのまま店に陳列されたりと、キャッチーなデザインで消費者の購買意欲を高めるケースが増えています。
一方で、資材を購入される方、デザインを考える方は
「ダンボールの印刷方法はどのような種類があるの?」
「どの印刷方法を選べばよいの?」
「繊細で綺麗な印刷はできるの?」
「ロットが少なくても印刷できるの?」
といった疑問があるのではないでしょうか。
ニーズに合った印刷方法を提供すべく、資材を購入される方、デザインを考える方に向けて、多数の印刷方法をご紹介いたします。




印刷方式一覧表
※印刷方式により、デザイン内容や印刷位置、加工方法などに制限がございます。
名称 | デジタル印刷 | フレキソ印刷 | |||
---|---|---|---|---|---|
印刷方式 | インクジェット印刷 | 通常印刷 | 掛け合わせ印刷 | 美粧印刷 | プレプリント印刷 |
イメージ写真 | 小 | 小、大 | 小、大 | 小、大 | 大 |
ロット | 小 | 小、大 | 小、大 | 小、大 | 大 |
印版代 | 無 | 有 | 有 | 有 | 有 |
美粧性 |

ダンボールに用いる各印刷方式
デジタル印刷
インクジェット印刷
段ボールシートにダイレクトに印刷を掛けるインクジェット方式の印刷機です。
デジタル印刷では、印版を使用せず、デジタルデータをインクジェットでそのまま紙に印刷できます。
デジタル印刷も原紙ダイレクト印刷タイプとシート印刷タイプがありますが、弊社グループの岡山製紙では、2020年にシート印刷タイプを導入しています。
2024年12月より、王子コンテナー福島工場でも同仕様のデジタル印刷機が稼働し始めました。東西2拠点体制を構築しています。
特長
デジタル印刷機の特徴は、インクジェット方式で印版が必要ないというのが大きな特徴になります。
6色の掛け合わせでプレプリントに近い精度の印刷が、小ロット品でも可能になるため、期間限定品や、販路限定品など、デザイン性の高い印刷にしたいけれどロットは少なめ・・・といったアイテムに最適です。
また、バリアブル印刷で、可変的なQRコードやナンバリングを連続で印刷できたり大判の印刷物にも対応していますので、例えば通販箱などのパッケージに広告媒体の機能を持たせたり、段ボールでイベント用の看板や販促POPなどを作成することも可能です。
- 01.多品種小ロット向き
デザイン違い・期間限定品など、必要な分だけ印刷することができます。 - 02.バリアブル印刷(可変印刷)
同じレイアウトでバーコードのみ変更、写真のみ変更といった可変印刷が可能です。 - 03.大判印刷
最大通紙寸法:W1,600×L2,800mm
最大印刷寸法:W1,300×L2,800mm
販促用の什器や看板等、大型製品の印刷も可能です。 - 04.6色印刷
インキ6色を使用し、美粧性の高い印刷を実現します。
採用事例

フレキソ印刷
通常印刷
ゴムや樹脂でできたハンコと水性インキを用いてダンボールに印刷する方式です。 ダンボール印刷の中では最もよく使用される印刷方法です。
使用できる色の数は少ないですが、パキッとした印刷で、デザイン次第で表現の幅が広がります。 インキ色数が1~3色の印刷でも、デザイン次第で様々な表現が可能です。
採用事例


掛け合わせ印刷
2色または3色の掛け合わせ印刷は、通常のフレキソ印刷ですが、フジフレックス様による色の 掛け合わせ技術で、実際の色数よりも奥行きのあるように見えるのが特徴です。 色分解した印刷デザインを重ね刷りで再現する、美粧性・アイキャッチ性に優れた印刷です。 一般的に使用されるフレキソダンボール印刷機(25線~40線)での生産が可能で、掛け合わせ印刷 専用の印版を使って印刷します。
2色掛け合わせデザインイメージ
3色掛け合わせデザインイメージ

(赤・草・黄)

(赤・黄・黒)
美粧印刷
弊社福島工場の美粧印刷機では、従来の段ボール印刷では再現できなかった高線数(60線~120線)、 多色の印刷が可能です。
精度のイメージは、通常印刷と原紙ダイレクト印刷の中間くらいです。
製造拠点は福島工場のみとなります。
通常印刷に比べてコストアップとなりますが、より美しいデザインで訴求性を高めることができます。
採用事例


プレプリント印刷
美麗な印刷表示を行う事を目的として、貼合する前の段ボール原紙に印刷をかける方法です。 富士(静岡)・兵庫の2工場に印刷設備があり、120線の精度で8~9色の印刷が可能です。 印刷されたプレプリント原紙は全国の段ボール製造拠点に送られ、ケースに加工されます。 原紙のロール単位での印刷となるため、大ロット製品に向いています。
採用事例


印刷の精度について
印刷物は、色の点の集まり(網点)でできています。
印刷の精度が良い、悪いは、線数=1インチ(2.54cm)あたりの網点の数で決まります。 線数が多いほどきめ細やかな印刷が可能です。
デザインの作成について
印刷デザインの作成、ご提案も弊社にお任せください。
王子産業資材マネジメントクリエイティブ本部は、王子グループのクリエイティブ部門 として、60年にわたりパッケージについて考えてきました。
時代と生活にフィットした価値あるパッケージをお客様とつくりあげ、環境と文化に 貢献していきます。
採用事例

